牛肉の焼き方|レア・ミディアムを焼き比べしてみた

調理技術

サリュ。
シェフのジョージです。

暑すぎるので肉食べてパワー付けましょう、体力付けて暑バテしないようにしましょう。
肉厚の牛フィレステーキってジューシーで美味しいけど
お家だと、どうしても焼きが足りなかったり焼き過ぎてしまったりしますよね。

やり方を覚えておくと、慣れたら綺麗なピンク色に火入れできて
お家でも美味しくリーズナブルに肉厚ステーキを楽しめますよ。

【シェフの技】プロはここが違う|火入れの魔術 <牛肉をレア・ミディアムに焼き分ける>

今回使った肉は、アメリカ産の牛フィレ肉500gを2等分にして、厚さ約4cmです。
スーパーに並んでいなくても、ブロックで下さいとお願いすれば在庫状況にもよると思いますが買うことができますよ。
私は今回近所のサミットにあらかじめ電話してお願いしてから買いに行って参りました。

  1. 焼き始める1時間くらい前から常温に戻しておく。
    質量の1%の塩を振る。肉を持ってなるべく高い位置から振りかける。
  2. 10分程塩を馴染ませ、出てきた余分な水分はキッチンペーパーで拭き取る。
  3. フライパンを強火に熱し、焼き色を付ける。一定時間でひっくり返しながら、一方向から熱が加わり過ぎないようにする。
  4. 焼き色が付いたら引き上げて、180度のオーブンで3分加熱する。
  5. 加熱後はアルミホイルをかぶせて2分休ませる。
    金串などで芯温を確認する。

  6. 4〜5の工程を繰り返す。
    レアの場合は金串が「熱い寄りの温かい」を目安に、温度計だと55度くらいになるまで繰り返す。
    その時々によりますが、今回は合計3セット。2回目以降はオーブンの加熱時間を2分にして繰り返しました。
  7. フライパンにバター約15g・ニンニク1かけ・ローズマリー・タイムなどのハーブを入れ、肉に回しかけて香り付けする。

  8. レアの焼き色がこちら。
  9. ミディアムの場合は金串が「熱い」を目安に、温度計だと63度くらいになるまで4〜5の工程を繰り返す。
    今回は合計6セットやりました。
  10. ミディアムの焼き色はこんな感じ。
  11. 塩胡椒で食べても美味しいですし、下茹でしたジャガイモと、みじん切りのニンニク2かけ・パセリ適量・バター15g・レモン汁・醤油で簡単にソースを作って食べても旨いです!

と、いうことで如何でしたか?
詳しい解説やジョージ流の考え方についてはYoutubeにて。

肉の火入れ方法はたくさん有りますが、そのうちのあくまで一例となります。
オーブンを使ってロースト香漂う、食欲をそそるステーキの完成って感じですね。

一度で上手くいくのは難しいかもしれませんが2回、3回とやるごとに精度を上げて
火入れをマスターしていきましょう。

ジョージ流火入れ欠かせないアイテム、バットと金串はこちら。

それじゃまた次回、アビアント!

コメント

  1. 鈴木康士 より:

    動画も拝見して本物のレアとミディアムの違いが判って勉強になりました。
    最近リバースシアという先にオーブンで加熱して後からフライパンで焼き目をつける焼き方があると聞きました。
    通常の先に焼き目をつける焼き方とリバースシアという焼き方ではどのような違いがあるのでしょうか?

    • georgelabo georgelabo より:

      後から焼き目を付けるやり方の方が、肉の水分は中に閉じ込められると思います。
      個人的には先に焼き目を付けた方が肉のローストした香りが肉全体に行き渡るようなイメージで、そうすることが多いです。
      ご参考までに。

タイトルとURLをコピーしました